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NTTセキュリティ・ジャパン、中堅中小企業向けのセキュリティ対策「SOC in Pocket ~セキュリティおまかせBOX~」を提供

 NTTセキュリティ・ジャパン株式会社は25日、中堅中小企業向けのセキュリティ対策として、サイバー脅威の検知・分析・通知機能、インシデント対応の支援、サイバーリスク保険による補償を、パッケージとして一体化したサービス「SOC in Pocket ~セキュリティおまかせBOX~」を提供開始した。

 サービスは、セキュリティ対策で重要な3つの機能をパッケージで提供し、脅威検知と推奨対応の通知に加え、インシデント対応支援までをカバーする。

セキュリティおまかせBOX外観

 サイバー脅威の検知・分析・通知機能では、必要な機能を実装したハードウェア「セキュリティおまかせBOX」を提供する。BOXは顧客内部ネットワークのどこにでも簡単に設置でき、ファイアウォールなどで防ぎ切れないサイバー脅威の監視も可能となる。

 BOXには、NTTセキュリティ・ジャパンのSOCアナリストによる脅威インテリジェンスと脅威分析ロジックを実装した、相関分析エンジンを採用。リアルタイムにサイバー脅威を検知し、推奨対応を含めて顧客に通知する。顧客は、スマートフォンおよび専用ポータルサイトで内容を確認することができ、素早い対応が可能となる。

スマートフォンアプリ表示の例

 インシデント対応の支援では、顧客が受信した通知に関する問い合わせおよびインシデントの対応を支援するためのサポートデスクを提供する。また、サポートデスクでは、インシデントの状況分析ならびにインシデントハンドラーとして、現場監督・顧客のベンダーとの連携などについて支援する。

 サイバーリスク保険による補償では、万が一に備えたサイバーリスク保険を付帯する。補償内容は、サイバー攻撃が発生した場合の原因調査費用、損害賠償費用、弁護士やコンサルティング会社への相談費用など。

 サービスは、パートナー事業者経由での販売となり、提供価格はパートナー事業者が提示する他サービスとの組み合わせなどにより変わる。サービス単体での参考価格は、セキュリティおまかせBoxを1台設置(監視対象の端末・サーバー類が100台以下の場合)で、月額10万円程度。

 NTTセキュリティ・ジャパンは、サプライチェーン全体のセキュリティレベルの向上に向けて、中堅中小企業が手軽かつ比較的安価にセキュリティ対策を実施できるサービスを開発・提供していくとしている。